国を守る大切な任務
国家の安全を守るために日夜訓練を欠かさず行っているのが自衛隊です。
他国が侵略してきた場合に為す術もなく国民の命や財産が奪われることがないように防衛する大切な任務を遂行するために存在しています。
第二次大戦後に存在していた警察予備隊から保安隊になり、現在の自衛隊の形になっています。
自衛隊での仕事内容
陸・海・空の各自衛隊によって行う仕事は異なりますが、大きく考えてみると日本の国土を守る防衛活動が基本的な仕事になります。
災害が発生した場合は都道府県知事などからの要請で災害派遣活動を行なう場合もあります。
陸、海、空のそれぞれから日本の国土と国民を守るために必要な訓練を繰り返し実施しています。
紛争が起こっている海外にPKO活動として派遣される場合もあります。
現在は集団的自衛権の動向が注目されており、自衛隊の活動内容が大きく変化しつつあると懸念されています。
元々は自国の安全を守るために発足した自衛隊が、集団的自衛権が発動することで他国の戦争に巻き込まれる可能性が高いため激しく議論されているところです。
自衛隊で仕事をするには
自衛隊で仕事を行う場合はいくつかの方法があり、学歴や年齢に応じて選択できる方法が限られてきます。
最もエリートコースとなるのが防衛大学または防衛医科大学に在校している方が幹部を目指す方法です。
防衛大学や防衛医科大学に入学していることが前提になりますが、大学入試に合格するまでが非常に難関です。
東大よりも難しいのではないかと言われるほどの難しい試験を突破した方だけが入学できます。
専門的な技術を修得するコースとしては、航空学生や看護学生になる選択肢もあります。
航空学生はパイロットを養成するために教育を受けながら幹部自衛官を目指します。
看護学生は4年間の教育期間を経て保健師と看護師の国家資格取得を目指し、将来的には自衛隊看護師として仕事を行います。
自衛官の曹や士として仕事を行う場合は、一般曹候補生や曹候補士、自衛官候補生(2等陸海空士)などの選択肢があります。
一般曹候補生は18歳から27歳までの一般の方を対象に曹になる自衛官を養成します。
高校以上の学校を卒業して間もない方だけでなく、社会人として勤務経験がある方も対象になります。
自衛官候補生は自衛官として必要になる基本的な教育訓練を受け、2等陸・海・空士になります。
18歳から27歳までならどなたでも応募でき、男性の場合は年間を通して受付が実施されています。