日本のリーグは3部に分かれる
プロサッカーのJリーガーの仕事の中心は、チームの試合に出場し勝利に貢献することです。
J1リーグのシーズンは、毎年2月~6月までの第一ステージ、7~11月までの第2ステージに分けて開催されます。(2016年現在)
一部リーグであるJ1は、18チームによるホーム&アウェー方式で2回戦総当たりで行われます。
つまり、1チームは1ステージ34戦(17チーム×2回)戦うことになり、年間では68戦行います。
2部リーグのJ2のチームは、22チームによるホーム&アウェー方式で2回戦総当たりで実施されます。
1チームは年間42戦(21チーム×2回)たたかいます。
また、3部リーグのJ3のチームは、13チームによるホーム&アウェー方式で2回戦総当たりで実施されます。
1チームは年間24戦(12チーム×2回)たたかいます。
リーグ戦以外にも、天皇杯や企業協賛のナビスコカップやキリンカップなどの試合があります。
J1で活躍する選手の中には、イタリアやドイツなどサッカーの盛んなヨーロッパ各国のリーグに高額の契約で移籍する選手もいます。
J1や海外組も合わせた選手の中で日本代表に選ばれると、合宿に参加したり、アジア大会、ワールドカップなどの国際大会に出場することになります。
プロサッカー選手のチームとの契約はサッカー協会規則で3種類の契約に分けて細かく定められます。
規則には試合出場時間など細かい規定があるのですが、ざっくりと見てみましょう。
①プロA契約
一定の基準(試合出場時間など)を満たす選手との契約で、年俸の上限はありませんが、人数制限があり1チーム原則25人までと定められ、選手の基本報酬は460万円以上と定められています。
②プロB契約
プロA契約の契約資格の基準(試合出場時間など)は同じですが、人数制限はなく、選手の基本報酬は460万円以下と定められています。
③プロC契約
プロA契約・B契約の契約資格の基準(試合出場時間など)を満たさない選手との契約の場合で、人数制限はなく、選手の基本報酬はプロB契約と同じ上限です。
プロサッカー選手への3つのルート
①高校や大学の大会で活躍してスカウト
高校や大学での活躍がスカウトの目に止まり声がかかれば、クラブチームと自由に契約交渉ができます。
Jリーグのスカウトは、インターハイなどの大きな大会は視察していますし、強豪校はチェックしています。
②クラブの下部組織からの昇格
Jリーグに所属するクラブチームには、小学生以下(ジュニア)、中学(ジュニアユース)、高校(ユース)の下部組織があります。
いずれかの下部組織での活躍が認められれば、プロ契約を結ぶことができます。
③プロテストを受けて入団する
サッカー界では、「セレクション」と呼ばれる「入団テスト」があります。
チーム関係者などの紹介で、練習に参加するなどのテストを受けます。
採用されれば、基本的には給料のない「練習生」としてプロ契約を目指します。