患者さんの心の支えに
看護師は外来勤務または病棟勤務などの持ち場によって行う仕事内容は若干異なりますが、基本的には患者さんが必要としている治療の補助を行ったり、お世話をする仕事を担います。
医師よりも患者さんと直接触れ合う機会が多く、頼りになる存在として認識している方も多いです。
慢性的な人材不足の状態が続いているため、求人案件も多い特徴があります。
看護師の仕事内容
一般的に看護師は3K(きつい、きたない、きけん)と呼ばれるほど過酷な条件で仕事を行うと認識されているほど大変な業務を担います。
患者さんの命に関わる業務を担当する場合も多く、ほんの少しでも気を緩めることは許されません。
例えば医師から指示された点滴の種類を間違えて患者さんに投与すると命の危険を脅かすリスクが高くなります。
どんなに仕事に慣れたとしても、確認作業は欠かせません。
診療科目や外来と病棟では細かい仕事内容が違いますが、患者さんの状態をきちんと把握して医師へ正確に伝える役割があります。
患者さん自身が気が付かない病状の変化を察知できるほど経験を重ねると、周囲からもベテラン看護師として認識されることになります。
勤務体系によっては残業時間が長くなったり、希望通りに休暇を取得できない場合もあります。
正看護師と准看護師によっても仕事内容が異なります。
看護師になるには
正看護師として仕事をするために目指すのは看護師国家試験に合格することです。
国家試験はいきなり誰でも受験できるものではなく、受験資格を満たしていなければいけません。
看護師国家試験の受験資格を得るまでの道のりは複数の選択肢があります。
大学は4年制と短大があり、専門学校、高校(衛生看護科)など最初に選択する学歴によって様々なルートがあります。
実際に就職した時の待遇も違うと言われているため、今後は4年制大学を卒業して正看護師になった方が有利になるとの見方もあります。
看護師国家試験に合格すると看護師免許の申請手続きを行い、免許取得後は晴れて看護師となって仕事に従事できます。
准看護師の場合は、准看護師養成所や衛生看護科のある高校を卒業した方が准看護師試験の受験資格を得られます。
社会人として働いていた方が准看護師を目指して医療機関で仕事をしながら養成所に通っている方もいます。
准看護師として経験を重ねた方が、スキルやキャリアを重ねるために正看護師を目指すケースも多いです。
准看護師も試験に合格した後は免許申請手続きが必要になります。