これからの時代に必要な存在
介護の現場で高度な知識と技で専門的な介護を実践する人が介護福祉士です。
介護福祉士として仕事をする場合は、国家資格に合格する必要があります。
参考:介護福祉士の概要
介護福祉士の仕事内容
介護に関連する仕事は介護職員初任者研修から実務者研修、介護福祉士と順にステップアップして高レベルの知識と技術を修得できる特徴があります。
基本的な知識と技術は初任者研修で修得できますが、介護福祉士ではより専門性のある高度な介護関連の知識と技術力が要求されます。
実際に介護をしている現場でも、初任者研修を取得している方と介護福祉士を取得している方では介護技術の差が歴然としていると言われています。
これまでに実績を重ねてきたからこそ豊富な経験が実務に活かされており、排泄や食事、入浴の介助の技術を一つ一つ比べても介護福祉士の方がレベルの高い介助を実現しています。
介助している利用者の方はもちろん、利用者のご家族から寄せられる相談や質問に対しても的確に対応できるスキルも身に付けているため、安心して任せられる存在として活躍できます。
レベルの高い仕事を要求されることから、待遇面も良くなることや、ケアマネージャーなどのより専門性の高い職種へのキャリアアップも目指せるメリットがあります。
介護福祉士になるには
国家資格である介護福祉士になるためには、受験資格を満たしていなければ受験することができません。
受験資格を得るためにはいくつかの方法があります。
学歴としては介護福祉士を養成するための専門学校や大学などで2年以上学習して卒業した方が対象になります。
対象になる学歴がない場合は実務経験を重ねて受験資格を得る方法もあります。
実務経験は3年以上、実働540日以上経過していることが条件になりますので、介護職の基礎である介護職員初任者研修、実務者研修とステップアップして介護福祉士の受験資格を得る方も多いです。
今後はより専門性の高い介護福祉士の養成を目指しているため、受験資格が更に厳しくなります。
できるだけ早い段階で資格取得を目指した方が良いと考えられます。
介護福祉士の試験は年一回しか実施されていません。
筆記試験と実技試験が実施されますが、筆記試験に合格した方でなければ実技試験に進めません。
筆記試験を受ける前に32時間以上の介護技術講習会を受講して修了認定された方については実技試験が免除されます。
介護福祉士の合格率は約65%程度で、比較的難易度が高めの国家資格になります。