各公務員の種類
公務員の仕事は、国や各自治体で国民の豊かな生活を守るために必要な公務を担当しており、大きく分けると国際公務員、国家公務員、地方公務員という分類に分けられます。
国際公務員とは、日本だけでなく、世界中の人々のために専門機関で国際社会の維持を担う重要な役割を担います。
語学力が堪能で、一定の学位を取得していないとなれません。
国家公務員とは国の行政機関などの勤務する公務員で、大きくわけると一般職と特別職が存在しています。
ちなみに内閣総理大臣は、特別職の国家公務員に該当します。
国家公務員になるためにはまず、国家公務員試験に合格しなければいけません。
地方公務員とは地方自治体に勤務する公務員で、国家公務員と同様に一般職と特別職が存在しています。
給与や勤務時間などの細かい勤務条件は、地方公務員法で規定されています。
特別職の地方公務員には、各都道府県の知事や市町村長などが該当します。
地方公務員になる場合は各自治体で競争試験(公務員試験)を実施してから採用の判断がされます。
日本で公務員として仕事をしている方は地方公務員で約277万人、国家公務員は約64万人となっています。
かつて、公務員だった日本郵政公社が民営化されたことで削減傾向にありますが、現在でも安定した職種として人気が高いことは間違いありません。
採用試験の倍率も高く、採用されるまでには数ある難関を突破しなければいけないのです。
単純に安定した職種を求めているだけでなく、国民のために貢献できる仕事をする意識が高くなければいけません。
公務員の中でも職種は様々
公務員は様々な職種が存在しており、それぞれで行なう仕事内容も異なります。
国民が安心して生活できる環境を整えるために役立つ仕事を担当するため、専門的な知識や技術が要求される場合もあります。
それぞれの職種によってどんな資格を取得するべきなのか、どのような学歴が必要なのかによっても人生設計が大きく変わります。
例として以下のような仕事があります。
中には、応募資格として年齢制限が設定されている職種も多いため、できるだけ早い段階で自分の将来を見据えて計画を立てましょう。
競争率が非常に高いことから、ライバルに負けないためにも早めに試験対策を実施するようにして下さい。
地方大学への進学数が上昇
中でも、地方公務員の人気が高まっており、教育学部がある日本大学や北海道教育大学、新潟大学、広島大学など、総合大学だけではなく地方の国立大学への進学数も増えています。
首都圏にわざわざ行くことなく、地元に近い大学で進学すればそのまま地方公務員として就職できるというメリットもあるようです。
地方の国立大学では、学生の受け入れ体制を整えるため、キャンパスの近くに学生専用のマンションや寮を完備するなどして、勉学に打ち込める環境を整えています。
そのおかげもあり、大企業への就職よりも地方公務員への就職が人気が高まっているというわけです。
公務員試験は難関の資格の一つともいえますので、学生が勉学に集中できるというのは大きなメリットとなります。
地方公務員を目指す場合には、地方の国立大学などで公務員の試験対策ができるのか、教育学部があるのかどうかも確認するようにしましょう。