日本語教師の仕事内容とは
日本語教師とは、日本語を学びたいと考えている外国人に日本語を指導する仕事です。
日本語学校や専門のスクールなどで、生徒に向けてひらがなやカタカナの読み方や漢字の書き方といった、日本で必要不可欠な教育を実施します。また、海外を拠点として外国人に日本語を指導する日本語教師もいます。
生徒によっては働いている方や専業主婦、日本の大学に進学してより深く日本についての学びを得たい方など、日本語を学ぶ目的はさまざまです。そのため日本語教師は生徒一人ひとりに合わせてカリキュラムを作成し、スムーズに日本語を理解できる方法を考えていく必要があります。
日本語教師の役割
日本語教師は、日本語を指導することだけが役割ではありません。
日本には言葉だけでなく、現在に至るまでの歴史、日本人の価値観、アニメ・漫画といったサブカルチャーがあり、そういった日本固有の文化を伝える役割があります。日本全国でそれぞれ異なる、方言もあり、地域ごとの話し方や特徴を伝えていくことも求められます。
また日本全般の魅力を伝えていき、生徒が一層日本に興味をもってもらえるよう促します。そして、日本語学習のモチベーションを高めることも日本語教師の役割の1つです。
将来、日本語を用いて活躍する人材の育成を図る重要な役割があります。
日本語教師になる方法とは
法務省が公開している「日本語教育機関の告示基準」が2017年に改訂。日本語教員になるための方法が変化しています。
大学で指定されたカリキュラムを履修する
日本語教師になるためには、大学または大学院を卒業して日本語教員になるためのカリキュラムを履修します。
国内の日本語教員として働けるほか、日本語教師を希望する方の就職サポートをします。
日本語教育能力試験とは
大学はいかず、そのまま社会にでている方や違う領域を学んだけれど日本語教師になりたいと思った方も多いはず。
この場合は、日本語能力検定試験に合格する必要があります。
日本語教育試験では、日本語教育に必要な基本的知識を習得しているか試験します。日本を指導する多くの学校・スクールでは日本語教育試験に合格しているか、日本語教師養成講座(420時間コース)を修了しなければなりません。
尚、日本語教育能力試験の合格難易度は3割弱です。ハードルの高い試験ではありますが、教材を徹底的に学習したり、日本語養成講座を利用したりすることにより独学で合格することも可能です。