作品を表現する
振り付け師がいて、その要求することを、踊ることにより表現します。
自分の作品の理想があり、その理想に近づけるために、バレリーナには何でも要求します。
バレリーナは、毎日の練習の他に、表現するテクニックも学びます。
自分のセンスにより表現するので、センスを磨くことも大切です。
踊るとなると、どこかのバレエ団に所属する方法があり、通常はバレエ団の一員になります。
公演を行い、その中で演目があり、それを他のバレリーナと一緒に協調し、踊っていきます。
海外のバレエ団だと踊ることだけが仕事のことが多いですが、国内だとチケット販売やバレエ教師の助手なども務めます。
収入は一概にはいえませんがバレエだけで生活をするには、そういった踊る以外のことにも関わる必要が出てくるでしょう。
基礎を身につけていく
バレリーナになるには、日本では専門の学校はないので、バレエ団や個人教室で学ぶこととなります。
3歳頃から始めた方が良いと考える人もいますが、あまり早くから始めると、体が歪んでしまい、また十分に筋力の発達していないころから始める事になり、小学校ぐらいから始めても問題ないです。
プロになる近道はコンクールに出ることと考える人がいますが、ほとんどコンクールに出ず、プロを目指すには厳しいです。
しかしコンクールばかり目指せば良いということではありません。
コンクールは、1つの演目を踊るので、キトリなど一定の体の使い方しかせず、一定の練習しかしないことになります。
例えば、右回転ばかりで左回転はしないなど、偏りが出てしまいます。
そのために、プロを目指すならオールマイティに踊れないとならず、まずは基礎を練習していき、その中でコンクールを目指すと良いでしょう。
ただコンクールに出るのは、本番に慣れるという意味もあるので、まったく出ないのは良くないでしょう。
プロになる近道というと、日本で有名なバレエ団に入るか、または海外の有名なバレエ団を目指すことでしょう。
プロになるには家一件分のお金がかかると言われますが、コンクールで入賞すれば奨学金が出るので、それを留学の費用にする人もいます。
海外のバレエ団だと、それぞれメゾットがあり、そのメゾットの教え方をしているところを目指します。
イギリスだとRADメソッド、ロシアだとワカノワメソッドなどであり、ロシアはバレエが盛んです。
海外には国立バレエ学校もあるので、そこを目指す方法もあります。
ただ入学は8歳から10歳までの間となっており、その国の言葉が話せないと、入学は難しいでしょう。
体格・外観・筋肉質など、いくつも条件があり、入学試験で検査されます。
倍率は100倍近くと狭き門であり、入学後は厳しい訓練が待っており、毎年試験があるので、成績が悪いと退学になり、日本人だと海外の学校での授業にも慣れないとなりません。