ボートで競う人
競艇というと、競走用ボートに乗ってレースで競う人の事をいい、日本だと戸田のレース場が有名でしょう。
日本では、1レースにつき6名の競艇選手が出場し、1周六百メートルのコース3周し競います。
レース場は、全国に24カ所あり、ほぼ毎日どこかでレースが開催されています。
実際に競艇用のボートに乗って競いますが、ジェットスキーなどと比べると馬力は遙かに小さいです。
しかしそれでも、最高で70km/hぐらいでるので、扱いは間違えると事故にも繋がります。
競艇選手は、AとBそれぞれ2つの計4つのランクに分かれており、ランクが上がるごとに、収入も増え、参加可能レースも増えます。
レース出場は、前日に50名ほど候補が挙がり、その選手達を、数日間のレースに割り振ります。
開催前日には、競艇場に選手は集まり、抽選によって乗るボートが決められます。
選手はボートを所有せず借りる形となっており、
ボートにより性能も、選手との相性も違うので、当日までに整備して、良い状態に仕上げます。
選手は基本はモーターボート選手会に登録しますが、どこかに会社に所属はせず、自営業のような感じです。
レースのない日は、整備方法を学ぶ、ボートを使い練習するなどのことをします。
人気選手となると、イベントに出場、広告や雑誌に載るなどあります。
国家試験である
競艇免許は国家試験となっており、試験を受けて合格しないとなりません。
しかし、その受験のためには、養成学校である福岡県にある「やまと学校」に入学し、学ばないと、試験は受けられません。
入学試験はあり、この試験の倍率は40倍と高いので、入学するのも大変でしょう。
また入学試験を受けるには、30歳未満であり、その他に身長、体重、視力と、それぞれ制限があります。
試験は、1次から3次まであり、身体検査、学科試験、適性試験、体力試験、面接となり、競艇の技術は求められません。
入学後は、男子は坊主女子はショートヘアが基本となり、スマホや携帯電話の持ち込み禁止と厳しいです。
週に1回公衆電話の利用は可能ですが、いつも長い行列が出来ます。
入学して、真面目に勉強をして、技術を学べば、卒業時に検定試験があり、試験合格率は100%です。
つまり入学できれば競艇選手になれますが、授業は厳しく、健康や体重も厳しく管理されるので、なじめず挫折し退学する人もおり、40名の入学に対し、卒業は30名ほどです。
また入学後は、1年間学びますが、進級試験、班別試験とあり、規程の合格率に届かないと、自動的に退学です。
実技以外にも、授業では気象学なども学び、競艇に関係する法律も学びます。
1年間の中では、バーベキュー大会など、思いでを作れるイベントも数多く開催されます。