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競輪選手の仕事内容

競輪場で競う人たち

トラックレーサーとも呼ばれる選手達のことであり、競輪場で自転車を使い競います。
最初はランクが低く、大会に出て勝っていくと、ランクが上がり、出場できる大会が増えていきます。
このあたりは、競馬に似ているかもしれません。
ただ競馬と違い、競輪選手は負けが続くとランクが下がり、出場できる大会が減っていきます。

レースは、競技団体から出場依頼がきて、それに承諾の返事をすれば、出場です。
1年中競技は行われており、月に平均で5回前後出場します。
1日1回はレースに出場し、成績がよい選手は準決勝や決勝に、悪い選手は予選などに出場し、成績が上がらないと、いつまでも予選止まりです。

レースは2000メートルが普通であり、競技場によっては、1600メートルなどもあります。
選手は、レース終了後に、手当や賞金などが支払われ、これが選手の生活費です。
有名になると、テレビや雑誌に出ることも多いですが、それほど有名選手は多くはありません。

レースに出場しない日は、PRなどを行います。
選手のトレーニングの中心と言うと、太ももなどの足を鍛えることです。
競輪で使用する自転車は、一般の自転車ともちろん違いますが、ロードレースとの自転車とも違います。
スピードを重視した設定となっており、選手ごとによってもセッティングが違います。
ちなみに、競輪用の自転車にはブレーキはないですが、ペダルが空回りしないで車輪に連動するので、エンジンブレーキにようにして、スピードを落とします。

競輪の資格が必要

競輪選手として大会に出るには、資格を取得しないとならず、国家資格になっています。
伊豆にある競輪学校に行き、1年間勉強することが前提となっており、その後試験を受けます。
ちなみに、2012年では、選手は3000名ほどおり、登録されています。

学費は無料となっていますが。食費、ウェア代などで100万円ほどかかり、女性の選手もいます。
前借りすることができ、選手になって大会での賞金を得ると、そこから引かれます。
学生生活は、男性は坊主、女性はショートカットと決められています。
ただ学校は入学試験があり、体力試験として、垂直跳びと背筋力を見られます。

選手として活躍するには、脚力はもちろん、瞬発力、持久力が求められます。
入学の倍率は、男子が10倍ほど、女子が3倍ほどとなっており、1年間の授業ですが、成績がよいと半年で卒業できます。
全寮制となっており、スマホや携帯電話、パソコンの持ち込みは禁止です。

選手になると登録証が発行され、いよいよデビューです。
6つのクラスの一番下のA級3班からデビューとなり、成績により昇級します。
選手生命の長いスポーツであり、脚力をメインとして使うので、50歳以上でも選手を続けることが可能です。

6年前