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野球

プロ野球選手の仕事内容

一流選手は日米で活躍するスーパースター

日本のプロ野球選手は「日本野球機構」に加盟するセリーグ・パリーグ2つにリーグに合計12あるプロ野球球団と契約して働きます。

毎年2月に入ると比較的温暖な気候の南九州・沖縄などで、球団の「キャンプ」が始まり、約1ヵ月かけてチームとして練習を行います。
2月下旬から3月末のレギュラーシーズン開幕までは、チーム内での紅白戦や各チームとオープン戦を行い、公式戦開幕に向けて調整の時期となります。
3月下旬から10月頃までのレギュラーシーズンは、「セ・リーグ」「パ・リーグ」の交流戦を含め全144試合を戦います。
レギュラーシーズンでの「セ・リーグ」「パ・リーグ」それぞれ上位3チームが、クライマックスシリーズへ進出し、それぞれのリーグで1位になったチーム同士が日本シリーズを戦い日本一を決定するという流れです。

2月のキャンプの前でも多くの選手は自主キャンプと言って、国内外でチームのキャンプ開始に備えて調整します。

プロ野球選手はみな、テレビで放映されるような試合で活躍することを目指しますが、そのための一軍に登録される選手は1チーム28人、そのうちベンチ入りできるのは25人と狭き門です。

一軍の選手になるためには、「支配下登録選手」にならなくてはいけませんが、一軍・二軍あわせて70名で、入れないと二軍の試合にしか出られない「育成選手」となります。
育成選手は人数の制限はありません。

国内で活躍した選手には、アメリカのメジャーリーグのスカウトを受けて、高額の契約で移籍する選手もいて、2016年で10人程度がメジャーリーグのチームに在籍しています。

また、各球団は、観戦チケット売上やチーム関連グッズ販売などで経営が成り立っているため、ファンサービスを行います。
キャンプ中や試合終了後など観客と触れあう機会には、ハイタッチやサインなどのサービスが求められます。

ドラフト会議で指名を受けてプロ選手へ…スカウトの目に留まることが一番の近道

各球団のスカウトマンは全国の高校、大学社会人の野球部の試合を見たりして、有望選手発掘のため情報を集めます。
野球の名門高校には全国のリトルリーグや中学で活躍した選手が入学するため、甲子園出場常連の強豪校に入りレギュラーになるとスカウトの目に留まりやすくなります。
各球団のスカウトの目に留まった選手はピックアップされ、「ドラフト会議」で各球団に指名されるのです。

それ以外の道として、球団のプロテストを受ける方法があります。
各球団は毎年秋ごろに「プロテスト」を実施しますので、応募して、体力テスト、打撃、守備、ピッチング等をクリアすればドラフト指名候補になります。
「ドラフト会議」で指名されれば、プロ野球選手になれます。

シーズン中は会社から給料をもらいながら試合をし、オフは会社で働きながら練習する「独立リーグ」などで活躍する選手を「育成ドラフト」で指名するケースも増えています。

7年前