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プロボクシング選手の仕事内容

試合で活躍する人

リングに出て試合を行うのがプロボクサーであり、それは重量によって階級が決められています。
ボクシングは、パンチのみによって相手を攻撃し、ノックアウトするのが目的であり、決められた数のラウンドで決着が付かないと、判定により勝敗は決まります。
重量によって階級が分かれており、これは体格と体重差を少なくするためであり、これらが違いすぎると、公平に試合が出来ないためです。

年間の試合は平均で多くても5試合程度であり、日本では試合後2週間経たないと、次の試合には出られません。
またKOされたボクサーは、90日間待たないと、次の試合には出られません。
公平な試合にするために、多くの規則があり、ベルトライン以下のローブロー、頭や肩への攻撃、足蹴り、膵臓ヘの攻撃、ダウン中への相手の攻撃などは反則となります。

昔は、ボクシングには今のような厳しいルールはなく、レフェリーもいない試合がありました。
その中で、相手は攻撃されても倒れず立ち続けた試合があり、試合が死亡した事件がありました。
このような事を経て、現在のボクシングは、死に繋がるような攻撃は禁止されています。

ボクサーは、自分の階級と同じ相手と試合しますが、階級ごとに体重の範囲が決められています。
試合前には体重計測があり、ボクサーは日々体重には敏感であり、食事制限やトレーニングなどと共に、体重管理も行っています。

テストを受ける

プロになるためには、日本ボクシングコミッションというところの、テストを受けてライセンスを取得しないとなりません。
テストを受けられるのは32歳までの男女であり、プロボクシング協会に加盟し、ボクシングジムに所属しないとなりません。
もちろんプロを目指して、トレーニングを行いますが、トレーニング段階の人を、練習生と言います。
中には、フィットネスやダイエット目的で練習する人もいますが、プロを目指すなら、週に5日以上は通わないとならず、仕事の一環のようなものです。

プロテストは、筆記と実技があり、実技が重視され、二人一組となってスパーリングを行います。
勝敗は決めずに、攻撃と防御の基礎が身についているか、この段階で見ます。
早い段階で絵3ヶ月、長くて1年程度でプロテストに合格することが多いです。
テストを受けるまでに、CIやMRI検査で、脳に異常があると、テストは受けられません。
ライセンスは、C級からA級まであり、一定回数勝つと次の階級に進めます。
ライセンスは、37歳で自動的に失効しますが、現行チャンピオンなどは、特例でライセンスを維持できます。
試合ではファイトマネーを獲得できますが、試合のみで生活しているボクサーは少なく、ほとんど兼業することが多いです。

6年前